福祉用具で人生を豊かに!!!
トテらぼ。代表
理学療法士の小柳です。
前回のブログではシーティングとポジショニングとは何なのかということを書かせていただきました。
前回のブログはコチラ
今回は「シーティング」にスポットを当てていきたいと思います。
病院や介護施設、公共施設やデパートなどによく置いてある車いす
「レディメイド(既製品)」の「普通型車いす」
別名「1945年型車いす」
※画像はイメージです
今年2020年になりますので、
この1945年型車いすが世に出てから今年でちょうど75年。
バリバリ現役の後期高齢者です(笑)
裏を返せばそれぐらいロングセラー商品であるということ。
☆価格が安い。
☆折りたたみができるため省スペース。
☆「車いすと言えばコレ」というイメージが定着している。
なぜロングセラーなのかという理由を、
小柳の独断と偏見に基づきざっと挙げてみました。
実は椅子業界には上記3つの条件を満たし、
なおかつ車いすに形状が似ている椅子が存在します。
キャンプ用いす
※画像はイメージです
レディメイド車いす、
キャンプ用いすとも用途としてはあまり長く座っているものではなありません。
ずっと座っていると腰やおしりが痛くなってきそうですね。
ちなみに福祉先進国の北欧ではレディメイド車いすのことを「車いす」とは呼ばず、
「台車」と呼ぶそうです。
一時的な搬送用という意味ですね。
ただ実際の病院や施設においてはいまだ多く見かけることの多いこのレディメイド車いす。
高齢者や障害者の方々の中にも、
長時間このレディメイド車いすに座らせっぱなしにさせられている方が多いのが現状です。
それでも健常者なら自力で姿勢を直すことができますが、
高齢者や障害者の中には自力で姿勢を直せない方もおり、
拘縮や褥瘡などの二次障害を引き起こすこともあります。
そのような現状も、
「シーティング」により解決するかもしれません。
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