タイ国での研修で感じた日本のリハビリテーションにおける課題

はじめまして。Asian STこと渡邉弘人(わたなべひろと)と申します。今回が初めてのブログ投稿になります。最初は、私がオンラインリハに踏み出すきっかけとなったエピソードについてお話します。

私はリハビリ病院で働いていた2014年に、1ヶ月間、沖縄県の「万国津梁産業人材育成事業」の海外OJT派遣にてタイ国で学んだ経験があります。

研修の一番の目的はメディカルツーリズムと外国人受入体制について体験を通して学び当グループ(研修当時の所属先)に還元することでした。

主要の研修先であったタイの首都バンコクにある先進的な国際病院であるバムルンラード・インターナショナルは、年間 100 万人以上の患者が来院。

その内、米国やアラブ首長国連邦(UAE)、バングラデシュ、英国など40 万人が海外からの利用者で、近年は中東からの来院が目立っている状況でした。

研修期間中はバムルンラード以外にも、いくつかの主要な国際病院の視察をさせてもらいました。

メディカルツーリズムに関しては日本がタイから学ぶべきことがたくさんありましたが、リハビリの提供状況については、タイに比し日本の方が充実していると感じました。

そんな中、バムルンラード病院でリハビリを受けてきたという、ある日本人患者さんにお話を伺う機会がありました。

その方は、外来リハビリを継続して行っていました。元々はタイに住みながら仕事をしていて、タイで脳卒中を発症したとのことでした。その方から以下のお話がありました。

「タイでは日本の医療保険制度のようなリハを受けられる日数の制約がなく、3年間に渡ってほぼ週5回程度のリハビリを入院から外来に渡って受けることができたのでここまで回復できた。」

「お金はかかったけど、日本であれば長い間こんなにたくさんのリハビリを受けることはできなかった、タイでリハビリ(STはフリーランスの日本人)を受けることができて本当に良かった。」

私はこのお話聞いて、ショックを受けました。一見充実しているように見える日本のリハビリですが、退院後のフォローについてはリハビリの回数制限が課され、多くの人は週に1回程度(多くても2回くらい)となってしまい、患者側にはそれ以外の選択肢は基本的にはありません。

一部の独立したセラピストが自費診療を行っているケースもありますが、数としてはまだ非常に少ない状況です。保険適応外のリハビリの充実を図ることは、今後の日本のリハビリの課題であると、病院勤務時代から考えておりました。

*タイの病院は大きく2つに分けられます。

1つは主に富裕層が利用する(医療ツーリズムを行うような)設備の整った私立病院。

もう一つは低所得者層が利用する国立の病院です。

富裕層は治療の選択が可能で満足のいく医療が受けられる反面、低所得者層が満足のいく治療を受けることが難しい。

すなわち医療格差が大きい。低所得者層は2002年より30バーツ(約100円)医療を受けることが可能となったが、連日混み合う状況となっています。

このことは今回、私がオンラインシステムを活用しての新たなリハビリテーションの在り方に挑戦することとなった理由そして原動力のひとつとなっています。

それではまた次回😊

 

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