あなたに必要なのは「感覚」です!(その3)-感覚と運動の切っても切れない関係

こんにちは、REHABxEducations のコージーニ先生です。
Blog書き始めて、ようやく1週間+2日が過ぎました。
毎日書いてる少しずつのblog が、なんだか僕の日常の一部になってきました。
他愛もないことを綴ってますが、立ち止まって読んでみください。
気に入って「読者」になってもらえるとうれしいです。よろしくお願いします。

昨日は、僕の仕事の内容の一部である「感覚 その2」をアップしました。
読まれていない方は、「その1」から読んでもらえるとうれしいです。
その1では、REHABxEducations が「感覚(sensory)」を大切にしていることについて、コーヒーカップに手を伸ばす運動を例に書かせていただきました。
その2では、REHABxEducations が「感覚」をどのように考えているかのお話をしました。
今日は、「その2」の最後に出したデスクの表面を触るときのイメージの課題について紐解きたいと思います。

と言うことで、今日のお題も、「感覚(sensory)」です!

さて皆さん、目の前のテーブルやデスクの表面を触ったらどう感じるのか?という課題の、まずはイメージですが…イメージした感じと実際に触れた感覚はどうでしたか?同じでしたか?それとも、違っていましたか?どちらにしても、きっと皆さんは、感覚してくださいとお願いしたにもかかわらず、“無意識に” 指先や手を動かしたのではありませんか?見ていたわけでも、もちろん見えたわけでもありませんが、僕には容易に想像ができるんです!

からくりはこうです↓

何かを見たとき(視覚情報)にわかることは、①それが何であるのか(whatの経路)、あるいは②どこにあるのか(whereの経路)です。加えて、③どのように扱えばいいのか(howの経路)もあります。脳内では、このように視覚からの情報をもとにさまざまなことが瞬時に理解できるようなシステムになっています。だから、あなたの動き、動作、行為に戸惑いはないのです。

しかし、時には戸惑うこともある!

それはどうしてか?目の前にあるものが “初めて見るもの”だからではないですか?このようなときには、前述した①と③の情報が意味を持ちえません。ですから、あなたは一瞬戸惑います。しかし、ここからが人間の人間たる所以です。①に関しては、何か “似ているもの” を記憶から導き出します。③に関しては、①から “たぶん、こんな風に扱えばいいのではないかな…” という感じです。

果たして、昨日からの課題、「目の前のテーブルを触った感覚」ですが、テーブルは、特に自宅の、職場のテーブルやデスクは日常遣いで触った感触が脳に残存しています。初めて行ったカフェのテーブルでは、初めてのテーブルですが、その見た目や性状から、これまでのテーブルと同じ感覚を想起させるのです。

そして、実際に触れて感覚してみると...

「やはり、同じ感じだ」とか、「あれ、イメージしたのとは何か違うぞ…」とか、さまざまです。しかし、この両方に言えることがあります。どちらも、感覚した後に、指先や手を動かすという行為をすることです。特に、後者の場合には何度も確認するように動かします。これは運動ですよね!

人間の運動には感覚を伴い、より感覚したければさらに運動する!

あなたや僕の日常も、この確認するという運動の繰り返しではないですか?これらは、無意識でやっているところもありますが、よりわかりたいときには意識を集中したり、注意を向けたりします。さまざまな経験を積んだ僕らでさえもそうなので、赤ちゃんたちは生まれてからずっと “初めての経験” を繰り返していることになり、その度毎に “学習” しているんです。このことを考えれば、病気で運動を障がいされたり、感覚が鈍くなったりした患者さまは、動かせないから動かないだけから、動かしたくても動かせないときや動かすための感覚情報が不足している状況が想定されるわけです。REHABxEducationsでは、この点を深く追求し、感覚と運動の両面から患者さまの運動、動作、行為の向上を目指します。

感覚と運動は切っても切れない間柄であり、そのどちらが欠けてもいけない!

今日でひとまず「感覚(sonsory)」についての話を閉じます。このような勉強を1年間のイタリア留学で学んで来ました。あなたにとって何かのヒントになったり、お役に立てる情報が提供できたのであれば嬉しいです。
これからも、「回復・改善」「発達」「成長」についての役に立つ話を一生懸命書いていくので、よろしくお願いします。

それでは、また明日…Ciao☆彡

riepilogo di oggi 008 ]
・「感覚(sensory)」と「運動」はとても、とても大切な関係です!
・動くときには、必ず「感覚」があります!
・子どもたちや患者さまは「感覚」するために、より動きます!
・それらの情報を選択し統合するのが「脳」です!
 今後も奥深い「脳」についての情報をどんどん書きますね☆彡

※riepilogo di oggiは、英語でtoday’s summary、日本語では“今日のまとめ”のイタリア語です!

[ 参考文献 ] 脳科学に興味がある人が読むといい森岡周先生の書籍の紹介!
・森岡周:リハビリテーションのための脳・神経科学入門(第1版;2005)
・森岡周:リハビリテーションのための認知神経科学入門(2006)
・森岡周:リハビリテーションのための神経生物学入門(2013)

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