知っているようで知らない”話しことば②” ST渡邉弘人

皆さん、こんにちは!

“Asian ST” 渡邉です。

さぼり癖が出ないよう、早めにブログを更新します(苦笑)。

前回は、話しことばとは何か?をテーマにお話しました。

今回は前回の続きとしてお話していきますので、前回の記事も読んでもらえると理解が深まるかと思います。

前回、話しことばの物理的実態は

空気の振動”

と言いましたが、重要なことは、

空気の波動運動のどこをとらえるかで、音やことばのとらえ方は変わると言うことです。

では次に、話しことばの習得についてお話します。

脳が話しことばをとらえていく、習得していく最初のプロセスは何だと思いますか?

音の区別ではありません。

人間は胎内で羊水から伝わってくるお母さんの話しことばを聞いていると言われることもありますが、羊水から実際に伝わってくるのは、話しことばのプロゾディの部分です。

プロゾディというのは、話しことばに含まれる抑揚やリズム、強弱、速さなど、書きことばでは表わせないことばの要素です。

人間が生まれてから、最初に習得していくことばの要素も、このプロゾディ部分になると言われています。

そして、このプロゾディ部分がことばとしてとらえられることで、赤ちゃんはそれを使い始めます。

まだ、「あ」「い」「う」…も聞き分けられなくても、

「あ、あー(気持ち悪い)」

「あうー(気持ちいい)」

のようにコミュニケーションは始まっていきます。

次にプロゾディに近い音(おーい、あーなど)からとらえられるようになります。

やがてとらえた音からなる短い単語をとらえられるようになり、言いたい気持ち全体を表現できるようになります。

「マーマ(どこにいるよ?)」

「ママー(おなかすいた)」

「ママ(こっち来て)」など

伝えたい気持ち全体を伝える内容になっており、成長していくとさらに長い文の習得が進められていきます。

話しことばの習得は、先にお話したプロゾディ、次に叫び声や呼びかけ、一語文、複数語文へと進みます。

重要なことは、どの習得段階であってもプロゾディということばの土台の力があって、コミュニケーションが成立しているということです。

今回は前回に続いて「話しことば」をテーマにお話しました。

記事についてのご意見やご質問、ことばに関するご相談などもお待ちしています!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

ではまた次回(^^)

【参考・引用】

道関京子. 全体構造法で取り組む失語症の在宅リハビリ. 医歯薬出版. 2007

 

 

 

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