えひめセラピスト オンライン講座 プレ講座を開催!

在宅ケア系理学療法士の塩崎 道太(しおざき みちた)です。

本日は、6月17日(水)に開催予定となっている

オンライン講座のプレ講座を講師陣のみで開催しました。

 

島原先生の講義を聞くまでは・・・

申し込みはこちらhttps://ehime-online2.peatix.com/view

島原先生は25年以上、リウマチのリハビリテーションに関わってこられました。

『正直なところ、リウマチの痛みってなかなか改善しないんじゃないか?』

『リウマチの痛みと他の疾患の痛みって、まったく別物なんじゃないか?』

僕はそんなことを考えておりました。

 

僕自身、少なからずリウマチの方の訪問看護に関わったことがあり、

変形性の関節症であったり、肩の痛みであったり、

ある程度対応できた自分の経験が役に立たない。

過去にそんな悔しい思いをしたことがあったからです。

 

 

島原先生の講義のコンテンツ

1)痛み≠心理的問題では、

痛みの評価のスケールとその結果の解釈について

教えていただきました。

 

2)”0”にしなくていいでは、

痛みを”0”にすることに囚われず、痛くてみ動ける身体を

取り戻すことが大事だということを教えていただきました。

 

3)”活動”を育め

このコンテンツが、在宅ケアで仕事をしている僕にとって

非常に印象に残る内容でした!

これまでの研究の結果を元に、病院での役割と在宅での役割を

明確にしていただき、病院と在宅のリハビリテーションが

もっとしっかりと連携していけることを教えていただきました!!

 

4)認知行動療法<運動療法では、

どのようにして社会的背景や個人の必要な要望まで踏まえた

生活様式を改善していくのか?を症例報告も交えて教えていただきました。

 

1)痛み≠心理的問題

「痛みの評価」と聞けば、恐らくセラピストの方は

VAS(visual analogue scale)が頭に浮かんでくるのではないでしょうか?

実際、僕もそうでした・・・

今回の講義では、

①疼痛強度
②機能障害
③精神心理状態
④疼痛認知
⑤身体活動量
⑥健康関連QOL

6つの項目に分類した評価スケール(計8つ)をご紹介いただき、

それらを活用した痛みの包括的評価を提示していただきました。

 

これは、単純に「痛みが10→3に軽減した!」という結果があったとして、

その結果に対してポジティブに捉える方もおられますし、

ネガティブに捉える方もおられます。

 

そういった精神心理的問題や疼痛認知の問題も捉えて

どのようにアプローチをしていくか?ということを講義していただきました。

 

2)”0”にしなくていい

僕も訪問の現場において利用者さんから

痛みの訴えを聞くことがあります。

いわゆる筋筋膜性疼痛や防御性収縮が原因となる痛みであれば

改善できることが多いのですが、

対応が難しい痛みに遭遇することも多々経験しています。

 

訪問時の介入で痛みが0にできれば

大変喜んでいただけることも多いので、

上手く改善が図れなかった時は

お互いにガッカリすることもあります。

皆様もそんな経験をされたことがあるのではないでしょうか?

 

島原先生はリウマチ患者の入院加療による疼痛強度の変化について

①早期
②維持期
③晩期

それぞれにおいて入院時と退院時の変化について研究され、

どの期においても入院加療することで

疼痛が軽減することを発表しておられます。

 

リハビリテーション医療の最終目標は痛みを”0”にすることではなく、

痛みを出来る限り軽減(楽に)して動きやすい身体を取り戻す。

生活機能・能力の改善を図ることだと言われています。

 

痛みを”0”にしなくてもいいという根拠には、

自身の過去の苦い経験が救われたような気持ちになりました。

 

 

3)”活動”を育め

入院加療により、機能的疼痛の軽減が見込めたとしても

病院での入院生活は本来の生活の場と異なるため

在宅における痛みに対する心理情動的な問題は

入院生活において十分に改善が図られずに

在宅復帰されることもしばしばあるそうです。

 

そのため、疼痛が軽減し、機能や能力が回復することで、

自信や自己効力感が改善していくように働きかけていくことで

身体活動量の低下と生活の質の低下による”負のスパイラル”から

脱却することが重要だと述べておられます。

 

僕も現在、神経障害性の疼痛に悩む利用者さんを担当していますが、

痛みに対する理学療法を提供することよりも

痛みがあっても僅かな介助でトイレに移動したり、

屋外を一緒に歩くことで自信を少しずつ取り戻してもらって、

週を追うごとに元気になられる様子を目の当たりにしています。

 

今回の島原先生の講義は自分自身が実践している、

いわゆる理学療法の手技的な介入ではなく、

生活動作に介入してコミュニケーションを図ることの重要性を

客観的に裏付けてくださった内容だったと思いました。

 

その中で、非常に印象に残った言葉が、

リハビリテーション医療は伴走者である』ということです。

 

4)認知行動療法<運動療法

近年、腰痛症に対して認知行動療法が有効であるという

研究データが発表されているのを知っている方も多いと思います。

 

島原先生の講義では症例報告も踏まえて、

痛みの情動体験を「負の体験」にさせないように

痛みに対する対処とともに

その対処がうまくいったという成功体験を得る

機会を促していくことが重要だと言われています。

 

認知行動療法を学ぶことはマイナスではないが、

痛みや愁訴に対する対応というのは、

実は日常的なやりとりの中で自然にやっている内容であり、

どのようにして、患者さんが痛みをどう捉えているか?

患者さん自身に管理・維持できるという自信を

持ってもらう働きかけの必要性を述べておられます。

 

最後に・・・

よく、病院で勤務するセラピストと在宅ケアに関わるセラピストの間で、

『機能がみれていない』vs『生活がみれていない』

といった対立構造がある話を耳にします。

 

しかし、今回の島原先生の講義では、

病院で介入する役割があって、

在宅ケアに関わるセラピストにバトンタッチして

在宅生活における痛みの対処がうまくいった成功体験を促すことで

QOLの向上を図っていくことが重要だと教えていただきました。

 

入院加療における介入の役割と

在宅ケアにおける介入の役割を

お互いのセラピストが理解することで

私たちはより良い社会貢献ができるはずだと

確信することができました。

 

島原先生の講座は6月17日(水)の21時からzoomにて開始予定です。

ぜひ! 一緒に学びましょう!!

申し込みはこちら!!
https://ehime-online1.peatix.com/view

 

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